建材を選ぶことは、空気を選ぶこと。
室内の空気が汚れる主な原因には、ハウスダストや建材から放散される化学物質などがあげられます。ハウスダストはこまめに換気や掃除をする事で解消できますが、建材から放散される化学物質はリフォームしない限り空気を汚染し続けます。その「空気」を作っているのが、室内に使われる建材ということです。ですので、室内の空気をきれいにするには「建材選び=空気選び」と考えるべきではないでしょうか。溶剤成分や化学接着剤が入っていない建材を選択することで、思わず深呼吸したくなる、きれいな室内空気にすることができます。
共同研究機関/国立大学法人愛媛大学研究期間/2018年4月1日~2019年3月31日
建材から検出された複数の成分のうち、主成分である上位5成分のみを木材由来成分と溶剤成分または化学接着剤成分に分類してグラフに掲載しています。
弊社しっくいにも溶剤成分または化学接着剤成分が検出されましたが、極めて少ないことから、他の物質が紛れたものと考えております。また、他の建材でも同程度の誤差が生じている可能性がございます ※1 木材由来成分とは、自然界にも存在し、食品添加物にも使用されている安全な物質のことです。実際に、食品に使用される香料やサラダ油に含まれる成分(ベンズアルデヒド、ヘキサナール、ノナナール、プロピオン酸、αーキューブネ、αーピネン、リモネン、αーカジネン、脂肪族炭化水素等)が検出されました。脂肪族炭化水素に関しては、漆喰施工時に使用するサラダ油由来のものと考えています。
※2 溶剤成分または化学接着剤成分の多くは、石油由来の人工的な物質のことです。中には、厚生労働省が特に有害物質だと指定している物質も含まれます。
気になる添加物を加えない、使用しない。
近年、オーガニックな家や自然素材の家、ナチュラルテイストの家など健康を意識した家が増えてきています。それらは建材の中で、無垢材やしっくい、珪藻土など何かの自然素材を1種類でも使っているだけで、そのように謳っているものが多く存在します。はたしてそれは、消費者が思っている「健康な家」なのでしょうか。無添加住宅の「無添加」とは、気になる添加物を徹底的になくした、食べられるくらい安全な建材で構成された家です。例えば、化学接着剤に代わるものとして、米でつくる「米のり」、建具やフローリングには、薬剤処理をしていない「無垢材」、ビニールクロスのような壁紙ではなく、石灰岩を主成分にした壁材「しっくい」などを使っています。それらの建材の原料調達から、加工、輸送、国内配達までの過程を管理している無添加住宅だからこそ、お客様の安心安全を確保できるものと考えています。